Gravatarのアカウント削除の話ですけど、その後調べたり聞いたりしたのですが「削除できない仕様だ」と諦めるしかないようです。アカウント削除の代わりに、登録したデータを手動で全部空にして、プロフィールを非表示に設定して、あとは永久に放置、ですね。心配な人は、http://www.graviness.com/temp/pw_creator/ とかで生成した十分に強いパスワードをセットしておけばもう誰も触れません。
Gravatarは有用なサービスだと思うので、アカウントをひとつだけ取っておくのはいいと思います。僕のように、安易に複数アカウントを取ってしまうと、削除できないが故に面倒なことになります。捨てアドでアカウントを取っても、実際に使用するメールアドレスを追加することができます。主メールアドレスの切り替えもできます。
Gravatarは、インターネット全体で使える名刺情報を提供するようなサービスです。プロフィールをインターネットに公開することになるので注意は必要です。基本は、誰に知られても問題がないことだけを登録することです。
ちょっと分かりにくい点は、ユーザーを識別するIDが2種類あることです。ユーザーを識別する主たるIDはメールアドレスで、もうひとつ表示名(display name、ニックネーム、ハンドル)というのがあります。表示名が分かれば、公開されたプロフィールページに誰でもアクセスできます。僕なら http://ja.gravatar.com/mhiyama です。
表示名/プロフィールページからメールアドレスを知ることはできません。姓名は「公開されていますがプロフィールには表示されません。」と記されています。これ、意味が分かりにくいですが、メールアドレスを知っている人やプログラムには姓名も公開されるのです。
メールアドレスは漏れやすいので、Gravatarに登録した情報は全て、誰でも知ることができると思っておいたほうがいいでしょう。僕はメールアドレスも本名も既に公開しているので、Gravatarを引いても新しい情報はありません。URL http://www.gravatar.com/938cde58ee80a6319c123df2c1b2ce09.json にGETリクエストすればGravatarプロフィールを得られます。現時点では:
{ "entry": [ { "id": "94480466", "hash": "938cde58ee80a6319c123df2c1b2ce09", "requestHash": "938cde58ee80a6319c123df2c1b2ce09", "profileUrl": "http://gravatar.com/mhiyama", "preferredUsername": "mhiyama", "thumbnailUrl": "http://1.gravatar.com/avatar/938cde58ee80a6319c123df2c1b2ce09", "photos": [ { "value": "http://1.gravatar.com/avatar/938cde58ee80a6319c123df2c1b2ce09", "type": "thumbnail" } ], "name": { "givenName": "Masayuki (正幸)", "familyName": "HIYAMA (檜山)", "formatted": "HIYAMA, Masayuki (檜山正幸)" }, "displayName": "mhiyama", "currentLocation": "Meguro-ku, Tokyo, JAPAN (東京都目黒区)", "urls": [ { "value": "http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama/", "title": "檜山正幸のキマイラ飼育記" } ] } ] }