今朝、コーヒーを飲んでいる隣の席、若い男性がノートPCの画面を見ながら何か書きものをしていた。今どき珍しい万年筆で。
万年筆 -- なんか“イヤな予感”がする。紙に印刷されているタイトルは「自己紹介書」。タイトルや罫線は印刷された定形書式で、本文をペンの手書きで埋めるものらしい。
およその事情を理解して、僕はため息が出た。以前もよく似た状況に遭遇したことがあり、ブログ(ダイアリー)に書いたことがある。
そんな無駄でバカなことを誠意や熱意だと解釈するようなメンタリティが僕は耐えられない。[...snip...] なんつーかね、理屈と効果を頭で理解できても「ムカついて気持ち悪い」んですよ。生理的嫌悪感に近い。
青年は、ノートPCをいじりだした。PCにある原稿のほうを編集している。そして … 途中までペンで書いた紙を捨てて、別な(同じ書式の)紙にまた最初から書き始めた。おそらく、また文面を編集したり書き損じたら、三枚目の紙に書き直すのだろう。
青年はたいして苦にしてない可能性もあるが、それにしても、僕は痛ましい気分になる。どうせまた、「無駄でバカなことでもやる誠意や熱意」とか「筆跡に人格が出る」とかのリクツだろうが、こういう行為(をさせること)はほんっとーーっに、イヤだ。