居酒屋のランチを食べていたら、懐かしの昭和歌謡が流れていたのですが、その歌詞が、今はもう「ダメだろ、これは」としか思えない。とはいえ、当時は大ヒットしたのだし、作詞は時代を代表する作詞家。世の価値観が変わった、ということなんですね。 [A] な…
2009年に3回続きのセミナーをやったことがあります。そのタイトルは「ラムダ計算、論理、圏」で、メインの話題はカリー/ハワード対応でした。が、他の話もあって、「プログラムの停止性判定の不可能性」も入れていました。「プログラムの停止性判定の不可能…
「マイクロコスモ原理と構造の無限タワー」に、yamさんからコメントをいただきました。yamさんの疑問(モヤモヤ)は、少し前に僕が持っていた疑問(モヤモヤ)とたぶん同種のものでしょう。その疑問(モヤモヤ)は、「もう、無限に続くタワーを登るしかない…
さらに補足。 今日の前の記事: 高次圏: 無基底・無限階層の世界とn-圏 今日のその前の記事: 高次圏: 無基底・無限階層 補足 nLab(https://ncatlab.org/nlab/show/HomePage)は、たいていの概念に対して明確で信頼できる定義を提供してくれます。ですが…
本日(世間は振替休日*1)の「高次圏: 無基底・無限階層の世界とn-圏」に少し補足; 無基底・無限階層の発想(なんかいい呼び名がないかな?)の適用事例として、ドクトリン(ハイパードクトリンとは違う)なんかいいんでないかな。ドクトリン〈doctrine〉…
思想的/哲学的な話をするなんてことはまったくなくて、n-圏〈高次圏〉の捉え方と使い方に関する技術的な話の背景を非技術的に語ろう、ということです。内容: 中観派アプローチ? 無限階層性 無基底性の不安をどうやって解消するか で、何が嬉しいのか [追…
モデルのアンジェラ芽衣の謳い文句は「10等身ハーフモデル」。*1全身写真にグリッドをかぶせてみたのですが:*2どうみても“10等身”にはなってない。これも一種の詐称ですわ。 *1:画面ショットの元記事: https://mdpr.jp/interview/detail/1792522 *2:画像の…
悩みとフラストレーションの種であったマイクロコスモ原理ですが、「無限のタワーを登るんだ」と覚悟を決めたら悩みは軽くなりました。内容: マイクロコスモ原理 使っている記号の一覧表 モノイドの指標とモノイド圏の指標 指標の書き方の整理 指標の名目次…
少し前に「TypeScriptで(無理して)論理式: 言霊排除」という記事を書きました。タイトル内の「言霊排除」の意味は、次のようなことです。 自然言語(日本語)には言霊〈ことだま〉が宿るとかいいますが、強烈なイメージ喚起力は言霊のパワーなのかも知れ…
わけわからん記事タイトルを付けてしまいました。モナドが、あるモノイド圏内のモノイド対象であることは事実です。が、モノイドとして扱ってもラチがあかない問題もあります。さあ、どうしましょう。定期的に、いやっ不定期的にだけど、マイ・モナドブーム…
日本列島は自然災害に苛まれています。皆さんご無事でしょうか。「前層の圏における記法と計算」に関してもう少し。定義コンテキストと引数の話。内容: 定義のための構文 関手と自然変換での例 プロファイルリストと定義の正規化 おわりに 定義のための構文…
圏の記法はある程度整備されてますが、圏の圏や関手圏のなかの計算だと、これといった決まりごとはありません。決めておかないと不便なので、おおよその約束ごとをこの記事に書いておきます。関手圏、とくに前層の圏での計算を目的にします。内容: 前層の圏…
Cが圏のとき、Cop→Set という関手をC上の前層と呼びます。C上の前層の全体 [Cop, Set] は、関手圏として圏になります(その射は自然変換)。Cが小さいときは、[Cop, Set] はトポスになります。この前層トポスの部分対象分類子〈subobject classifier〉の構成…
クリス・ヒューネン・著/川辺治之・訳『圏論による量子計算と論理』(圏論による量子計算のモデルと論理)の内容については「『圏論による量子計算と論理』はエキサイティングだ (1/2)」で述べました。ここでは、内容そのものより、内容を説明・伝達する手…
共立出版の大谷さんに書籍『圏論による量子計算と論理』を送っていただきました。ありがとうございます。ざっと“眺めた”(一部分は“読んだ”)ので、感想だのナニヤラを記します。2回に分けた前編(1/2)です。今回は本の内容について、次回は内容以外について…