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参照用 記事

2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「代数」という言葉

用語「代数」(algebra)の意味ってなんでしょうかね? 思いつくのは: 代数学という分野 古典的な方程式論、または「方程式に関係した」という形容詞 「多元環」という訳語(意訳)もある特定の代数構造 さまざまなダレソレ(人名)代数(e.g. ホップ代数、…

用語でつまずく

昨日、途中まで(partial)でアップロードした記事「代数と余代数 最初の一歩」の冒頭で: この記事で導入する概念・用語である「代数/余代数」とは、特定の分野における専門用語(ほとんどジャーゴン)である。既にあなたが知っている代数とは接点を持たな…

不動点をめぐる代数構造たち

2005-05-09エントリ「『Kleene代数』のプレッシャー(汗)」で、 Kleene代数に関して、Web上で日本語によるまともな情報がないってことだろうか? なんて書いたけど、そんなことはないですね。お手軽ではないけど良い情報があります。木下佳樹さん「不動点をめ…

代数と余代数 最初の一歩

代数と余代数 最初の一歩 : 形式的体系から入る代数/余代数(algebra coalgebra) 思うところあって書き始めた。が、まだ半分(か?)。キマイラ・サイトへのアップロードがご無沙汰になっているから、partialでもアップロードしておこう。

はてなダイアリーのURI

最新(デフォルト)のURIの後に200505とか続けると、一月分の日記がダラッとリストされるんだ、知らなかった。よくできてるなー。

なぜgroovyなのか?

ここ2,3日、groovyをいじっていましたが、僕は特にgroovyに肩入れしているわけではありません。次の事情です。概念の説明をするとき、擬似コードを使うことがあります。擬似コードの欠点は、なんといっても実行できないことですね。それで、“実行可能擬似コ…

気の弱さと紛失癖

昼飯は、近所でパスタ(ペペロンチーニ)。店員がランチのドリンクを聞いた後、「いますぐお持ちします。いいですね。」と、脅迫の一歩手前のような威圧的・意志的な声と調子で言うのだ。気が弱い僕は思わずうなずいてしまいました(食後のほうがよかった気…

groovyとラムダ式(6):補足と総括

http://groovy.codehaus.org/Closures の"Syntax for Defining a Closure"を見たら、クロージャの構文が{ <closureArguments> -> <statements> } となってます。今後は、仮引数と本体の区切りに矢印を使うようですね。僕としては、矢印のほうが好み。キ…

groovyとラムダ式(5):有名なラムダ式を書いてみる

(昨日からの続き)ラムダ式には、ほとんど固有名詞が付いているような、有名(?)なヤツがあります。 I ≡ λx.x B ≡ λf,g.λx.f(gx) C ≡ λf.λx, y.f(y, x) K ≡ λa.λx.a S ≡ λf,g.λx.f(x, gx) W ≡ λf.λx.f(x, x) IとBはすでにId、Compとして出した(ただし、Comp…

groovyとラムダ式(4):自由変数の束縛

λx.(x + a) のようなラムダ式で、xは仮引数(ラムダ式の束縛変数といいます)ですが、定義本体内に仮引数リストにない変数aが出てきますよね。aみたいな、仮引数宣言されてない変数を自由変数と呼びます。自由変数が、いつどのように束縛(具体化)されるか…

「Kleene代数」のプレッシャー(汗)

最近、キーワード「Kleene代数」の検索から来る人が多い(あくまで相対比率)のだけど、、、なんでだろう? と自分でgoogleを引いてみました。きょう現在、「Kleene代数」でgoogle検索すると、僕の日記エントリ(飼育記 2005-04-09 )は、1,020件中なんとト…

groovyとラムダ式(3):カリー(Curry)化

カリー化については、キマイラ・サイトのここにコソッとチョコッと書いてあったりしますが、2変数(一般にn変数)の関数を1変数関数にする手順です。例えば、Sum ≡ λx,y.(x + y) のとき、与えられたxに対して関数 λy.(x + y) を返すような関数 x → λy.(x + y…

groovyとラムダ式(2):小手調べ

Id ≡ λx.x をgroovyコードで書いてみる。 // まずは、identity Id = {|x| x} println Id(3) println Id("Hello") 3 Hello関数(クロージャ)を取り扱う関数(高階関数)の例として、“関数結合(合成)をする関数”を書いてみる。 Comp ≡ λf,g.(λx.g(fx)): //…

groovyとラムダ式(1):説明

groovyでは、{|<仮引数リスト>| <定義コード>} という構文で、無名の関数のようなものを定義できます。これをクロージャと呼んでいるみたい*1。 // 関数とクロージャdef sumFunction(x, y) { x + y } // 関数定義 println sumFunction(2, 3)sumClosure =…

えっ? 「おとなり」って?? なんと孤独だった「キマイラ飼育記」

今日のエントリーを書いているとき、編集画面の下に「おとなり日記」ってのが現れました。はじめて見ました。で、考えてみれば、アンテナにも「おとなりのアンテナ」があるわけだし、「はてな日記」の機能に「おとなり」があったわけですね。なのに、僕がは…

groovyのmarkup/node builderと混合内容:オマケ

groovyは、困ったことに <>Hello, という変な出力を作ってしまったのですが、<> と を取り去ればOKですよね。<> と で囲まれた部分を持つ出力が「なんかオシイ」と思うのは、いま話題(?)の「ECMAScript for XML (E4X)」(http://www.ecma-international.or…

groovyのmarkup/node builderと混合内容:考察

groovyのmarkup/node builderのサンプルは、みんな非混合内容ばっかり。混合内容はダメなのかしらん? だとすると僕は困ります!実験をふりかえってみると -- 理由はまったく不明なのだけど、メソッド名/マップ・キー名に付けたアンダスコア(「_」)は、「…

groovyのmarkup/node builderと混合内容:実験

雑誌ネタにと、groovyをいじってみました(groovy-1.0-beta-9)。次のようなXHTMLインスタンスをMarkupBuilderで出力しましょう。これは手書きのお手本: <html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml"> <head> <title>hello</title> </head> <body style="color:blue"> <p>Hello, world.</p> </body> </html>こんなgroovyコードで: import groovy.xml.MarkupBuilder import java.io.…

ターンスタイルって知っている?

2005-05-02とか今日(2005-05-06)のエントリに、論理学(logic)で使う記号として「|-」と「|=」が出現してます。これらは、ほんとは1文字の記号なのですが、使用頻度が少ないからフォントが準備されてないことが多いでしょうね。Unicodeでは: 「|-」は、U…

論理(学)と仕様

僕は、マークアップとプログラミング(i.e. XML構文とソフトウェア)をつなぐものは仕様技術だと思っています。よって当然、仕様の理論に興味があるわけ。仕様技術についてヨーク考えてみると、それは結局、論理(logic)*1と同じことに気がつきます。元来は…

品川アクアスタジアム

5月4日の昼時のこと。品川のアクアスタジアム(http://aquastadium.jp/)は4時間待ちでした。もちろん、あきらめたけどね。

休みはもういいよ、疲れる

連休は疲れるなー。普段でも、月曜が一番疲れている僕。休日が続くとへたばる。それにどうも調子がくるってしまうし。休みはもういいのに、また週末かよ。フー。

伴意<ばんい>から含意<がんい>へ

日常語の「ならば」は伴意(emtailment)に近いだろう、という仮説から、含意(implication)の定義を唐突と感じて納得できないという現象をある程度は説明できます。「A ⇒ B」は、世界に関する、あるいは事実に関する記述です。「条件Aを満たすようなモノは…

含意<がんい>から伴意<ばんい>へ

書きかけ記事のリストが長くなるばっかり……(マズイ)。書きかけをローカルディスクに溜め込むよりは、日記エントリにメモを書いておいたほうがいいのかな?で、ちょっと論理(logic)っぽい話をします。ほとんど小咄です。「A ならば B」というときの「なら…

Physics Daily - Physics Encyclopedia and Fact Book

なんかのはずみで物理学の概念/用語が知りたくなったとき、ここが便利かも。

どん底からの報告:『山谷崖っぷち日記』から

(2005-04-30の続き)『山谷崖っぷち日記』は僕の好きな本。コメントするより、何カ所か引用したほうが感じが伝わるでしょう。「いいこと」と羞恥心: 自分たちがいいこと(救済活動)をするための対象として、山谷住人が彼らキリスト教ボランティアたちに依…